このタイトル、知らない人には何の事だかわけわからないですよね(笑)。
『未生~ミセン~』は2014年11月~12月に放送された韓国のドラマです。
韓国棋院の元院生のチャン・グレが新米商社マンとして奮闘する様を描いています。
タイトルの「未生」とは韓国の囲碁用語で、「死に石ではなく“未生”」
つまり一見すると死に石にも見えるけれども、まだ死んではいない石のことです。
反対語は「完生 (ワンセン)」。
ドラマの中でグレの上司が語ります。
せっかくだから、とにかく踏ん張れ
踏ん張ったものが勝つ
いつか完全に生きられるからだ
知らないだろうが、こんな囲碁用語がある
“未生”と“完生”
俺たちはまだ弱い石(ミセン)だ
上司自身もまだ「未生」なんですね。
注:上司はグレの過去を知りません。
私がこのドラマを見たきっかけは、山下先生に囲碁のドラマだと勧められたからなのですが、
実際は囲碁を打つシーンはひとつもありませんでした。あれっ?
ビジネス上の岐路に立たされた時に、幼いころの囲碁の師の言葉がよみがえり、
現実の局面に妙手を放っていきます。
その決まり具合があたかも碁を打っているかのようで爽快なのでしょうね。
よく、戦国時代の武将が碁を打ちながら戦略を練った、などと聞きますが、まさにその感覚でしょうか。
韓国ドラマ、以前はホントいろいろ見ました。
ちょっと前の日本のドラマのようで、しっくり馴染んで、どっぷりハマっちゃうんです。
味のある俳優さんがたくさんいて、「あ、この人、日本の○○さんにそっくり!」
なんていう楽しみも満載です。
(今回は、チェ専務を見るたび「誰かに似てるんだけど誰だっけ・・?」と思い続け、
あ!わかった!! 緒形拳さんだ! と。そう思いません?)
なぜ最近は見ていないかと言うと、見るのに気合いがいるんです。
この「未生」は全20話ですが、100話を越えるものも珍しくありません。
しかも1話が1時間以上あります。もちろんCMなどを含まない本編のみでです。
でもって字幕ですから全く目が離せませんし。(吹き替えモノもありますけどね。)
とは言え、久しぶりに見ても、やっぱりいいですねぇ~♪
知ってました? 韓国のドラマって、週に2話放送するんですよ!
「未生」は金・土の夜8時30分からだったそうです。
しかも、さきほど1話が1時間以上と書きましたが、何分になるかはその都度違うんです。
まあこれは毎回同じほうがむしろ不思議な気もしますけど。
山下先生、囲碁界を描いたわけでもないのに大変気に入っているようです。
これはハマりましたね、韓国ドラマに!!