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チー母

読みました


図書館でDVDを借りてきました。

・無頼の遺言 棋士・藤沢秀行と妻モト (2006)

・プロフェッショナル仕事の流儀 囲碁棋士 井山裕太 の仕事

・プロフェッショナル仕事の流儀 棋士 羽生善治 の仕事

うーん、我ながら渋いっ!!

どれも元はNHKの番組です。

プロフェッショナルのほうでは、羽生さんは棋士で井山さんは囲碁棋士なのね~、と思いつつ。

過日、囲碁のマンガを紹介いたしましたが、

あのあと将棋のマンガや囲碁の本にはまりまして…

特に気になったのがこの二冊。

 ・「野垂れ死に」藤沢秀行 (2005)

 ・「勝負師の妻 ―― 囲碁棋士・藤沢秀行との五十年」藤沢モト (2003)

「野垂れ死に」カバーより

天才棋士と騒がれる一方、ギャンブルで作った借金は億単位、正妻と子供のいる自宅には三年間も帰らず愛人の所に入り浸り、酒での乱行も数知れず。そんな秀行さんも齢八〇を超えた。とっくに博打場でくたばっているはずが、死神にも見放されたらしい。三度のガンを患うも、みな克服してしまう。「こんなに長く生かしやがって」憎まれ口をききながら、今日も競輪場に通う――。無頼派勝負師が語る痛快なその半生。

「勝負師の妻」裏表紙より

「母ちゃんは怖い。猛女だ!」天才棋士・藤沢秀行が最も畏れる妻が明かす、型破りな夫婦の歩み

▶ アル中、女性、出奔、ギャンブル…結婚後に始まった夫の放埒三昧

▶ 極限に達する、対局前の集中力と鬼気

▶ 息子たちと夫の壮絶な確執と修羅

▶ 膨らみ続ける借金のかたに ~ ~

なんか全部書くのがためらわれるほどいろいろ凄いんです。

これを見たら誰だって読まずにはいられないでしょう!?

だって藤沢秀行先生といえば、第1期棋聖タイトルを獲得後六連覇して名誉棋聖に、第1期天元も秀行先生、タイトル獲得最高齢66歳で王座に返り咲き二連覇などなど、輝かしい功績は枚挙に暇がない方ですから。

二冊セットで読むといい、とのコメントもネットに多数ありました。

で、読みましたよ、二冊。

いやあ、濃かったです。モトさん(奥様)の大ファンになりました。

で、図書館にDVDを借りに行った、と話が続くわけです。

ネタバレ防止のため詳細は省きますが、文句なしにお勧めの2冊です!

DVDも引き込まれます。

囲碁関連の本って本屋さんで見つけるのは少々難しいのですが、図書館には大抵あるのでいいですね。

今回、県内他館からの相互貸借も利用して、読みたい本をすべて見つけることが出来ました。

で、このあともう1冊読みました。

「大丈夫、死ぬまで生きる」藤沢モト (2012)

秀行先生の晩年の壮絶な老々介護の日々から没後までを綴った1冊です。

是非、前述の本を読んだ後に読んでほしいです。

タイトルからして素敵でしょう?

だけど。

3冊とも説明文だけ読むと何がいいのかさっぱりわからないですよね。

でも、本当にいいんです。太鼓判を押しちゃいます。

書の世界でも知られる秀行先生の絶筆は「強烈な努力」。

  ただの努力じゃダメだ。

  強烈な、強烈な努力だ。

秀行先生の生き様が凝縮された言葉ですね。

強烈な努力をし続けたことも凄いのですが、

それだけの努力をしようというものに出会えたことは本当に幸せなことだと思います。

皆さんはどうですか?

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