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囲碁の浮世絵

チー母

囲碁美術館のつづき、というわけでもないのですが、

美術館の奥の小部屋は、浮世絵・錦絵の展示室になっています。

一足先にそこから出てきた娘が一言、「きもちわるい・・」

あ!誤解しないで下さいね。何ら批判の要素はなく数々の絵は本当に美しかったので、言葉尻を捉えて叩かないように。言い換えるなら「落ち着かない」「酔いそう・・」といったところでしょうか。

数年前、静岡新聞に連載されていた徳川家を描いた小説に、ある日、宮中の女性が碁を打っている挿絵が載っていました。

驚いたのはその盤面。オセロのようにマスの真ん中に●や○が描かれているのです!

「この絵を描いた人は囲碁を知らないのだろうか。」

「にしても紙面に掲載されるまでには複数の人のチェックが入るだろうに、囲碁の認知度はそこまで低いのか???」

今回、思いがけずその謎が解けました。

囲碁美術館ですから、展示されている絵にはすべて碁盤が描かれています。そしてその盤面はどれひとつとしてまともな位置に碁石がないのです!! 

よく見ると、"マスの中に丸がある" というよりむしろ "線にお構いなしに丸が描いてある" という印象です。

挿絵画家の方は、昔の絵はそういうものであるということをご存知だったのでしょうね。

もっとも、きれいにマスの真ん中に丸がありましたから、ちょっと違うとも言えますが。

ところで、浮世絵と錦絵って何が違うのでしょう?

錦絵は浮世絵の一種です。墨摺り一色に始まった浮世絵が木版技術の発達により美しい多色刷りになったのが錦絵です。また浮世絵には、木版画だけではなく肉筆のものもあります。

ちなみに「浮世」とは「現代」「当世」といった意味だそうです。ですから、その時代の暮しや流行を描いたのが浮世絵というわけです。

余談ですが、先ほどスーパーに行ったら、お茶漬けの『東海道五拾三次カード』が復活しているのを発見!

「なつかし~い!」 あ、年齢がバレる・・

日本棋院も毎年「浮世絵カレンダー」を発行していますね!

画像は昨年のものですが、2018年版は11月中旬発売です。

 
 
 

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