先日のブログ記事の「碁石まんじゅう」で思い出しました。
そういうの、山梨でも見た!
囲碁美術館のお土産品だと思い込んでいたのですが、そういえば美術館には売っていませんでした。
あれ? じゃあ何なんだろう?
調べてみると正しくは「碁石金まんじゅう」でした。製造販売は北杜市の和菓子の老舗「金精軒」ですから、美術館や囲碁まつりとまるっきり無関係ではないのかもしれません。
「ボーナスの起源となった碁石金に見立て、金粉を散らしたかわいい栗まんじゅうです。」
「白州の名水仕込の白あんとつぶつぶ栗。ほんのり軽やかな甘さがほっこり口に広がります。」
ちっちゃくってかわいくておいしそう♪ 山本勘助ら武田二十四将にちなんで24個入りだとか。
ところで。
「碁石金」って何???
戦国の武田信玄の時代に甲斐国のみで流通した「甲州金」という貨幣がありました。
当初は「碁石金」とも呼ばれた金の粒で、信玄が手柄をたてた家臣に褒美として与えたそうです。刻印もなく、大きさ・形もまちまちで、単位も「○兵衛に両手で三すくい」という、ざっくりしたものでした。
のちに刻印が入り種類も増えて甲斐国一国に通用する貨幣単位が設けられ、江戸幕府の貨幣制度の基になったということです。
以前、「碁石茶」を知った時に「碁石○○」について調べたのですが、「碁石金」は見つけられなかったですね・・。ということはまだまだたくさんありそう!? いつどこで巡り会えるか楽しみです。
それにしても家康といい信玄といい、戦国武将は囲碁の話題に事欠きませんね!